木造住宅の定期借地権付分譲住宅地 パナソニックホームズ

定期借地権付分譲住宅地

パナソニックホームズ(本社:大阪)は、さいたま市桜区で開発を進めている、全6戸の木造住宅による定期借地権付分譲住宅地「パークナードテラス 桜区大久保」の分譲を正式に開始した。

同分譲地では、共用地である「センターガーデン」を囲む形で住宅を配置し、ゆとりあるランドスケープ(景観)が特徴。各戸の建物と外構は親和性を持たせて街全体を一体感のあるデザインとし、街並みを調和させ住民のコミュニティも育める良質な住環境の創出を目指す。

また、敷地を所有することなく持ち家が取得できる定期借地権の活用によりイニシャルコストの負担に配慮。併せて、共用地をはじめとする街並みの維持・管理を行う管理組合の設立により街の資産価値の維持にも配慮することで、従来の住宅所有の概念を変える新しい価値提案を行っている。

建物は、パナソニックによる木造住宅の新工法「PSJ工法」を採用。工場生産された部材により高い施工品質と建物性能を備えているほか、便利で使いやすい間取りや高機能なパナソニック製品を採用するなど、安全・安心で快適な居住環境を提案する。

定期借地権付分譲住宅は、土地は地主と借地契約を結び(同分譲地の場合は55年[2072年8月8日迄])、建物は自己所有となる販売形態。

契約期間満了後は更地に戻した上で地主に土地の返還が必要となるが、土地に関する費用は保証金(契約満了時に返却)と毎月の地代で済むため、月々の土地代金の返済や固定資産税などの負担が必要となる所有権付住宅よりも出費が低減される傾向にある。

また、所有権付分譲住宅では規模や敷地形状により、開発道路を確保して土地を細分化する宅地提供が一般的だが、定期借地権を採用することで、土地一体利用による良質な共用地を確保しやすくなり、他と差別化を図る街づくりが可能となる。

定期借地権付分譲住宅は、「所有」から「利用」へという流れの中で、新しい資産保有の概念を提案する。