昭和木材が東川町に新社屋

本物の木の新しい活用を提案


■木を体感する空間

創業112年を迎えた総合木材企業の昭和木材(上川管内東川町)はこのほど、旭川市から東川町へ本社機能を移転し、新社屋を完成させた。
本社機能と営業、生産の集約化を図ったこの施設は、同社の長年の技術や理念を凝縮した「木の体感空間」だ。同社代表取締役社長の高橋範行氏は、「無垢材や突板など、すべて本物の木で仕上げた」と胸を張る。
新社屋は鉄骨造の事務所棟と木造在来工法のショールーム棟の2棟で構成され、渡り廊下でつながっている。どちらの建物も外壁の一部にタモの無垢材を羽目板状に張った、統一感のあるデザイン。内部は「木の良さと使い方を見せる」ことをテーマに、床、壁、天井など随所に自社生産の木材による製品をあしらっている。

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