外窓・ドア改修 一部が補助対象外に 先進的窓リノベ・子育てグリーン住宅支援両事業
住宅省エネ2025キャンペーンの「先進的窓リノベ2025事業」と「子育てグリーン住宅支援事業(リフォーム)」は7月15日、いずれも補助対象要件の見直しを発表した。9月15日以降に施工される一部工事が補助対象外となる。
両事業は、既存住宅の迅速な省エネ化を目的に、申請手続きの簡素化と開口部改修への定額補助を導入している。しかし、断熱性能の実質的な向上が見込めない多数の窓の設置など、事業の趣旨と異なる改修が確認されたとして、補助対象の見直しを行った。
対象外となるのは、9月15日(月)以降に施工する以下の改修工事。
BELS評価書または既存住宅性能評価書において、改修後の住宅が断熱等性能等級5に満たない外窓・ドアの改修工事のうち
①新たに開口部を設けて外窓・ドアを設置する場合
②既存の開口部を拡張して設置する場合
③開口部の位置を変更して設置する場合
④交換前よりも多い数の外窓・ドアに交換する場合の、元の数を超える分
①については、増築によって外壁を新しくするケースで、既存の開口部と同規模・同数の開口部を新設する場合には補助対象となる(増築前後の開口部の位置・数・大きさが確認できる図面の提出が必要)。
また④についても、構造上の制約などにより交換前と同じ大きさの製品が設置できず分割設置が必要な場合は補助対象となる(必要に応じて、製品メーカーのカタログ等の提出を求め、確認を行う)。
この他に両事業は、設置日を偽るなどの不正行為に対し、当該事業者のすべての申請の無効や補助決定の取消しといった厳しい処分が科される可能性があると警告している。
詳細や資料の確認は各事業Webサイトから。
先進的窓リノベ2025事業
https://window-renovation2025.env.go.jp/news/2025071501.html
子育てグリーン住宅支援事業
https://kosodate-green.mlit.go.jp/news/2025071501.html
