新築戸建にスギ使用で70万円補助「花粉症対策木材利用促進事業」
(一社)全国木材組合連合会(全木連)は4月28日、今年度の「花粉症対策木材利用促進事業」の事業内容を公表した。林野庁が推進する花粉症対策に関する取り組みの一貫で、住宅分野におけるスギJAS構造材への転換を促すことが目的。木造戸建住宅の年間供給戸数が300戸以下の事業者が対象。対象となる事業は、木造戸建住宅、店舗の新築に際して次の4点を実施し、建て方完了が7月1日以降のもの。
①スギ製品を構造材として利用した設計に係る構造安全性の検証
②スギ製品の調達に係る調整
③スギ製品を利用する意義についての建築主への説明
④スギ製品の利用に伴う施工時の工夫
スギ製品とは、スギ材が全部または一部に利用された木材製品であって、柱、土台等、横架材、羽柄材、面材など。補助額は1戸当たり70万円、3戸まで。ただし、木造部分の延床面積に7,500円を乗じた金額 が70万円より小さい場合、その金額と70万円との差額から1,000円未満の金額を切り上げた金額を助成金額から減額する。
登録受付期間は、5月19日(月)〜30日(金)午後5時必着。登録申請書類一式を会社所在地の都道府県にある地域木材団体に郵送する。併せて、登録申請書の電子データを全木連にメールで提出する。助成金交付申請締切は、建て方が完了した日から起算して1ヵ月を経過した日、または11月28日(金)のいずれか早い日の午後5時必着。
詳しくは下記特設サイト
https://sugi-kafun.jp/jigyou/index.php