大和ハウス 豪ニューサウスウェールズ州に初の大規模住宅地開発

大和ハウス工業(本社:大阪)と小田急電鉄(本社:東京)は、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州のシドニー郊外において、大規模住宅地「(仮称)ボックス・ヒル・プロジェクト」の開発に着手する。

開発着手にあたり、2018年4月13日、用地開発会社「DH Box Hill Pty Ltd.(ディーエッチ・ボックス・ヒル)」を現地に設立。オーストラリア政府の外国投資審査委員会(FIRB)の審査が終了し、2018年7月から造成工事の着手ならびに分譲地の販売を開始することとなったもの。

大和ハウス豪州

同プロジェクトは、シドニー中心部から北西へ約35km(車で約50分・鉄道で約45分+車で5分)に位置し、89haの敷地(東京ドーム約19個分)に、約1,500区画の戸建住宅用の宅地を開発する計画。

8期に分けて戸建住宅用の宅地を造成し、大和ハウスグループの住宅建設・販売会社Rawson Group Pty Ltd.をはじめ現地の住宅会社や個人客に土地を販売する。最初の開発エリア約160区画については、2018年7月に宅地造成工事に着手後、順次販売を開始し、最終的には2025年12月末までに事業を完了させる予定。

ニューサウスウェールズ州のシドニー圏は、豪州経済・文化の中心地であり、人口467万人・面積は約12,428平方kmの州都所在地。人口面では安定的な出生率と海外からの移住者の増加により、2016年の470万人から2036年には644万人、2056年には800万人まで増加すると予測されている。堅調な人口増加により、毎年約1万3千戸から3万戸程度、住宅が供給されているが、年間に必要な住宅戸数は約3万6千戸以上となっており、長期間にわたって住宅が不足している状況。