10月の新設住宅着工戸数 持家・分譲戸建 いずれも前年上回る
10月の道内の新設住宅着工戸数は2561戸(前年同月比17.1%減)で、2ヵ月ぶりに前年同月を下回った。
このうち持家は810戸(同29.4%増)で2ヵ月連続で前年同月を上回った。
14ヵ月ぶりに前年同月を上回った先月に続けての前年比増で、来年4月の法改正を前にいわゆる「駆け込み着工」の兆しが見られる。貸家は1484戸(7.9%減)で、3ヵ月連続で前年同月を下回った。
分譲住宅は230戸(71.3%減)で、12ヵ月連続けて前年同月を下回ったものの、このうち一戸建は195戸(36.4%増)と、25ヵ月ぶりに前年同月を上回った。持家と同様に4号建築物には動きが見られる。
一方、マンションは31戸(95.3%減)で、3ヵ月連続けて前年を下回り、統計を確認できる1986年以降で最も少ない数字となった。
全国の新設住宅着工戸数は、6万9669戸(前年同月比2.9%減)で、6ヵ月連続で前年同月を下回った。
このうち持家は1万9705戸(同9.0%増)で、35ヵ月ぶりに前年同月を上回った。貸家は2万9541戸(6.7%減)で、2ヵ月ぶりに前年同月を下回った。
分譲住宅は1万9577戸(9.3%減)と6ヵ月連続で前年同月を下回り、うちマンションは8837戸(13.1%減)で3ヵ月連続、一戸建は1万511戸(7.5%減)で24ヵ月連続、それぞれ前年同月を下回った。