大建工業 ラワン合板不使用の床材バリエーションを拡充

<おもいやりフロアV施工イメージ>

大建工業(大阪市)は、滑りや水濡れに配慮した床材「おもいやりフロアⅤ」、「おもいやりフロアⅤ-VS」、小型犬の歩行にやさしい「ワンラブフロアⅤ」、トイレ専用フロア「ハピアフロア トイレタフ石目柄Ⅱ」において、基材をラワン合板から独自の環境配慮型床用基材「Eハードベース」に仕様変更し、6月21日に発売した。

Eハードベースは、表面の平滑性や耐水性など床基材に求められる性能を有した
特殊なMDF(中密度木質繊維板)に、植林木や適正に管理された森林から出材する木材を使用した合板を張り合わせた、同社独自のフロア用基材。製材時に出る端材などから作るMDFと、持続可能な木材からつくる合板で構成するエコ基材であり、戸建用一般床材の大半で使用の切り替えを進めてきた。

<Eハードベースを使用した製品構成図>

各種用途床材である「おもいやりフロアⅤ」「おもいやりフロアⅤ-VS」「ワンラブフロアⅤ」「ハピアフロア トイレタフ石目柄Ⅱ」の4製品においても同基材に仕様変更。これにより、2024年度カタログ掲載品の床材でラワン合板を使用している品目数比率は昨年度の21%から16%へ低減した。同社は伐採・使用が規制されているラワン材の使用ゼロを掲げており、今後も環境に配慮した床材の開発・販売に取り組む。

おもいやりフロアⅤ、ワンラブフロアⅤは厚さ12㎜、303㎜×1818㎜6枚入り(3.3㎡)3万9800円、おもいやりフロアⅤ-VSは同4万900円。ハピアフロア トイレタフ石目柄Ⅱは厚さ12㎜、センター18が600㎜×1820㎜1枚(1.09㎡)で1万8400円、ボーダー18、カットボーダー18は300㎜×1820㎜1枚(0.54㎡)で9900円。価格はいずれも税抜。

問い合わせ先は同社北海道支店。電話011(207)5330。