【全木連】国産材転換に緊急支援

7月20日まで受付

(一社)全国木材組合連合会は、国産材転換支援緊急対策事業のうち、建築用木材の転換促進支援事業について7月20日(水)まで事業申請を受け付ける。ウクライナ情勢による国内の木材需要のひっ迫への影響を緩和することが目的。
ロシア材から国産材などへ転換し、その転換に関する情報を整理する取組みを支援する。

転換は①施工者を対象とした部材転換②設計者を対象とした設計転換――の二つがあり、対象は木造または木造とその他の構造の混構造の住宅と非住宅。

要件は、横架材、下地材、面材のいずれかに国産材などの代替材を使用すること。または、主要構造部にCLTを使用し、ロシア材を使用していないこと。
いずれも過去に施工した建築物においてロシア材を使用していたと認められることと、転換に関する情報を記載する必要がある。

助成額は①は横架材、下地材、面材が1㎥あたり2.7万円。主要構造部に使用したCLTは1㎥あたり6.6万円を助成する。上限は1棟あたり1500万円。②は設計費の2分の1。上限は木造部分の床面積1㎡あたり6350円。

申し込みは、同事業のHPより所定用紙をダウンロードし、必要事項を記入したうえで、申請する物件の住所にある地域木材団体に送付する。
問い合わせ先は同会補助事業事務局。
電話03(6550)8540。