国土交通省は全国の不動産取引当事者を対象として定期的なアンケート調査を行い、基準となる地点の公示地価を算定しているが、さらに調査結果から実際の不動産取引価格を抽出し、「土地総合情報システム」のWebサイト上に個人が特定できない形で公開している。

同サイトの「不動産取引価格情報検索」で、住所ごと、または公共交通機関の駅ごとに、周辺地域で実際にどのような価格で不動産取引が行われたか調べることができる。このほど2021年1～12月のデータが出そろい、北海道住宅通信社は特に近年、地価高騰が著しい札幌市やその近郊の宅地価格を集計して一覧にまとめた。

第一弾は札幌市営地下鉄の各路線・駅ごとの宅地価格。JR路線・駅ごとの価格は続報で紹介する。集計の対象は住宅地のみで、最寄り駅から20分以内の物件に限定。駅ごとに平均価格と平均坪単価、平均土地面積を集計した。