スマート電化《事例4》 山野内建設の「ゼロ円・ゼロエネ」住宅

年間光熱費は20万円以下

電気自動車に蓄電するV2Hも積極的に採用

道南で高性能省エネ住宅に取り組む山野内建設(渡島管内八雲町、山野内辰男社長)は、30年間にわたり電化住宅だけを作り続けてきた。その理由は、火を使わない安全性、掃除がしやすいIHクッキングヒーターの利便性もさることながら、少ないエネルギーで経済的に快適な暮らしが実現できるという点が最も大きい。

「電気料金が高いという声をよく聞くが、それは躯体の性能が低いから。断熱、気密がしっかりとした住宅ならば、年間の光熱費は20万円以下で済む」と山野内社長は言い切る。

同社の住宅はUA値0.25~0.28W/㎡Kの高断熱仕様で、年間の光熱費は18万円程度。寒冷地の省エネ基準0.46W/㎡Kを満たした一般的な断熱性能の住宅と比較し、光熱費を半分以下に抑えられるという。

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