部分断熱改修の実証プロジェクトを支援

既存住宅の温熱環境改善と省エネ化へ

国交省は5月21日、2021年度「部分断熱等改修実証事業」の公募を開始した。既存住宅の温熱環境改善や省エネ化を図る部分改修を補助金で支援。改修前後に効果の測定、評価などを行い、部分断熱改修の評価方法や設計・施工ガイドラインを整備するために役立てる。

改修費用の補助上限は1戸あたり100万円(対象工事費の2分の1以下)。要件として①99年の省エネ基準改正より前に建築された戸建住宅であること②生活空間(LDKや寝室などの居室のほか、水まわり、廊下なども含む)を対象に所定の内容の断熱改修を行うこと③部分断熱の効果を検証するための調査や測定に協力すること――の3点が求められる。

改修前と改修後、それぞれ冬期間に住宅の温熱環境について20日程度の調査、測定を行い、改修の効果を評価する。調査するのは室内温度の分布、エネルギー消費量など。

募集期間は7月21日(水)まで。応募方法は「部分断熱等改修実証事務局」ホームページより申請様式をダウンロードし郵送で提出する。詳しい募集要領は同事務局ホームページから。
http://www.swrc.co.jp/dannetsu/index.html