3月 帝国データが景気動向調査

道内は2ヵ月連続の増加

帝国データバンクはこのほど、3月の景気動向調査の結果を公表した。
全国の景気DIは、前月比2.2ポイント増の38.0で2ヵ月連続して前月を上回った。増加の理由について同社は、21日に緊急事態宣言がすべての地域で解除されたことで、人の動きが徐々に活発化したと分析している。

道内は35.3(前月比1.4ポイント増)で2ヵ月連続して増加した。この1年間では昨年10月(36.0)に次いで高く、5ヵ月ぶりに35を超えた。
全国との差はマイナス2.7ポイント。マイナス幅は前月に比べ0.8ポイント拡大し、5ヵ月連続で全国を下回った。全国10ブロックの中で、道内は4ヵ月連続で最下位。

道内の業界別景気DIは、9つの業界のうち不動産と小売を除く7つの業界で前月を上回った。建設業界は40.1(前月比0.4ポイント増)で4ヵ月ぶりに40を超え、不動産業界の41.7(同2.4ポイント減)に次いで高かった。

道内建設業界の今後の見通しは、3ヵ月後に43.3と上昇するものの、6ヵ月後が42.7、1年後は40.5と下落を見込んでいる。