トクラス 高性能浄水カートリッジ開発

JISとJWPA指定物質すべて除去

トクラス(浜松市)はJIS(日本工業規格)とJWPA(一般社団法人浄水器協会)で定めている22物質の除去が可能な浄水器を搭載したシステムキッチン「Berry(ベリー)」を11月2日(月)に発売する。
浄水器に組み込まれるのは同社が開発した新カートリッジのJC-501。従来のJC-401は13物質を除去したが、JC-501はJISが指定するベンゼンやフェノール類などの17物質に加え、JWPAの指定する鉄(溶解性)や溶解性マンガンなど5物質の合計22物質を除去することが可能となる。
カートリッジは浄水器の心臓部にあたるパーツ。同社によるとJC-501の除去能力は業界トップレベルの性能という。

新カートリッジは今後、「Berry」のほかのキッチンにも搭載する予定。
新型コロナウイルス感染症の影響により家で過ごす時間が長くなり、家の水で料理をする機会が増えたことから、浄水器に対するエンドユーザーの関心が高まっている。
同社は「そういった生活スタイルの変化に対応できる商品を提案し、存在感を高めていきたい」と話している。
価格など問い合わせ先は同社ショールーム札幌。電話011(231)1414。