深刻さ増す道内主要市の一戸建用地不足

北海道住宅通信社が昨年11月末に道内で営業展開する大手ハウスメーカー・中堅ビルダーと工務店を対象に行ったアンケート調査によると、ハウスメーカー・ビルダー(回答14社)が同年に受注した建て主の年齢は「40歳未満」が70・1%を占めた。工務店(同81社)もほぼ同様と見られ、その大半は建築用地を取得してから3ヵ月〜12ヵ月以内に着工するケース。

特にホームビルダーの場合、土地を持たない建て主に自社所有地かデベロッパー、土地区画整理組合などと販売提携している宅地を販売(仲介)し、そこに注文住宅を建築する、いわゆる「売り建て」方式による受注戸数の割合は14社平均で80・2%。工務店の場合も仲介を軸に34・4%と何らかの形で建て主の宅地購入に関わっている。

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