コロナ禍でも好調な建売住宅市況

家を「建てる」から「買う」志向へ

道内の建売住宅市況が好調だ。2019年の建売(分譲一戸建)住宅の新設着工戸数は2595戸(前年比12.7%増)で、20年ぶりに2500戸を超えた。今年1~3月も前年同期比10.5%増と2桁増を維持している。札幌市内では建売住宅の成約戸数も増えている。調査会社によると、4月は新型コロナウイルス感染症の影響が拡大する中で前年同月比1.4倍の114戸が成約した。好調な背景には住宅需要層の意識の変化と、注文住宅業者との土地取得をめぐる争奪戦、さらに値引き販売もある。好調さは今後も続くのか。建売住宅の市場性を分析した。

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