「ままハウス」がリニューアル

バーチャル展示場の魅力を発信

新型コロナウイルス感染症の影響で、道内の住宅展示場が休業要請の対象になった。外出自粛も続くなか、工務店が営業活動を継続するために注目したいのが「バーチャル住宅展示場」だ。パソコンやスマートフォンでアクセスするので、顧客は家にいながらモデルハウスの見学ができる。道内の工務店向けでは、北海道住宅通信社が運営する「ままハウス」が今年で14年目を迎えた。
「ままハウス」は、インターネットで情報収集する顧客に24時間オープンの展示場を提供するWEBサイト。4月1日に使いやすくリニューアルした。施工写真を中心にコンテンツを厳選することで、よりバーチャル展示場に特化したサイトになり、反響も上々だ。
モデルハウス見学の入口になるのは外観写真で、そこにマウスポインタをかざすと家の概要が表示される。興味を持った顧客が外観写真をクリックすると、間取りと住宅写真がセットで現れる。間取り上にはカメラマークがあり、それを押すとその場所から見た画像が表示される。
撮影ポイントは、出展者が見てもらいたいところを自由に決められる。リビング・ダイニングや吹き抜けなど、とくにアピールしたい空間は、パノラマにすることもできる。パノラマは、顧客が見たい角度に操作することが可能だ。
モデルハウスは、掲載した住宅をそのままに、何棟でも新しく追加していける。実際には売却などで見学できなくなった住宅を「ままハウス」上で公開することができるのも魅力だ。出展している工務店の中には、90棟以上の住宅を掲載しているところもある。
現在、31社の道内工務店が出展し、270棟以上の住宅が掲載されている。これだけの数が並ぶのは、バーチャル住宅展示場ならではの魅力だ。
どんなに見学者が増えても3密(密閉・密集・密接)にならず、安全に顧客獲得につながるバーチャル住宅展示場。新型コロナ対策の営業活動としても効果が期待される。
ままハウスの問い合わせ先は同社。eメール info@mamahouse.jp