日本ERI 検査記録書をWEB化

8月3日の実施物件から

日本ERI(東京都)は、住宅品確法に基づく建設住宅性能評価における検査記録書を、8月3日(月)の検査実施物件からWEB化する。
従来、紙で渡している検査記録書を電子申請システムにアップし、同時に検査立会人にメールで送信する。
WEB化によって「検査記録書を紛失した」「指摘されたどの箇所が残っているか」などのやり取りが不要になるほか、立会人だけでなく設計監理者等も検査記録書を閲覧できるようになる。検査で指摘された項目について、図面上で該当箇所を確認したり、検査員のアドレス等を知らなくても是正書類等をWEB上にアップしたりできるなど、WEB化によるメリットは多い。
さらに、「検査予約システム」と「電子申請システム(建設)」を連動させることで、前工程で指摘された箇所の未修正が残っていないか確認してから検査を予約できるなど、検査工程管理の効率アップにもつながる。
WEB化された記録書を利用するには事前にメールアドレスの登録が必要。また、設計住宅性能評価が電子申請でない物件や、通信エリアが圏外などの理由から紙による検査となる物件については従来通り紙の検査記録書になる。
確認申請が電子申請の物件の検査記録書も同様にWEB化する。
詳細の問い合わせ先は同社札幌支店。電話011(290)3215。