10月 戸建注文357戸で3年ぶり減少

建売は過去最多、アパート過去最少の22棟

戸建注文住宅

札幌市と民間確認検査機関が10月に建築確認した同市内の戸建注文住宅は357戸。前年同月に比べ82戸(18.6%)減り、同月としては3年ぶりに減少した。合計床面積は4万3827㎡で、前年同月に比べ9855㎡(18.2%)減少した。1戸あたりの平均床面積は122.8㎡で前年より0.6㎡増加した。

施工者別にみると、北海道セキスイハイムが28戸(前年同月比12戸増)でトップ。次いでジョンソンホームズが20戸(7戸減)、一条工務店と豊栄建設がそれぞれ18戸(14戸減、3戸減)、土屋ホーム12戸(3戸減)。10戸以上の確認を得た施工者は前記の5社にリーベンホーム(11戸)を加えた6社(前年同月比2社減)。

10月に建築確認を得た施工者は129社(16社減)。そのうち、確認戸数が1戸の施工者は75社で58.1%を占めた。

1~10月の累計確認戸数は3370戸で、前年同期に比べ14戸(0.4%)減少した。

累計床面積は42万641㎡で前年に比べ6387㎡(1.4%)減少した。1戸あたりの平均床面積は124.8㎡(1.4㎡減)で6年連続して縮小し、統計が残る04年以降で最小となった。

施工者別では、一条工務店が227戸(前年同期比18戸増)で唯一200戸を超えてトップ。2年連続で同時期の累計戸数が200戸を超えるのは04年以降初めて。

2位はジョンソンホームズで186戸(12戸増)。3位は豊栄建設168戸(21戸増)。続いて北海道セキスイハイム159戸(11戸増)、土屋ホーム138戸(6戸増)。

累計100戸以上の施工者は6社で前年と変化はなかった。

戸建建売住宅

10月の戸建建売住宅の確認戸数は118戸(前年同月比22戸増)で10月としては過去最多。合計床面積は1万3108㎡で、前年同月に比べ2612㎡(24・8%)増加した。1戸あたりの平均床面積は111.1㎡で前年から1.8㎡増加した。

施工者別にみると、札証物産が前年同月比6戸増の20戸でトップ。次いでタクトホーム12戸(6戸増)、アーネストワン10戸(6戸増)。10戸以上の確認を得た施工者は上位3社のみ。豊栄建設が7戸、山下不動産建設と北海道セキスイハイムがそれぞれ5戸だった。

1~10月の累計確認戸数は847戸で、前年同期に比べ109戸(14.7%)増加し、04年以降では06年(849戸)に次いで多かった。合計床面積は9万3461㎡。1戸あたりの平均床面積は110.3㎡で4年連続減少し、過去最小だった。

施工者別では、札証物産が105戸(前年同期比4戸減)で唯一100戸を超えた。次いでタクトホームが84戸(15戸増)、アーネストワン63戸(6戸増)。

賃貸AP・MS

10月に建築確認を得た賃貸アパートは22棟で、前年同月に比べ2棟減少した。同月の確認件数としては04年以降で最も少なかった。施工者別でみると、ハウジング光陽、藤城建設、ウッドテックが各2棟で並んだ。

1~10月の累計確認棟数は210棟。前年同期に比べ47棟(18.2%)減少した。2年連続で40棟以上減少し、04年以降で最も少なかった。

施工者別では、大東建託が18棟で最も多く、京泉が16棟、北海道セキスイハイムが15棟。

10月の賃貸マンションの確認棟数は18棟(前年同月比32棟減)。前年の50棟から大幅に減少し、同月としては08年(16棟)に次いで少なかった。

施工者別にみると、サン建築設計が3棟、エフリード、エルクリエイト、フォレスタがそれぞれ2棟だった。

1~10月の累計確認棟数は335棟(前年同期比90棟減)。施工者別では、サン建築設計が38棟、エフリード29棟、エルクリエイト23棟。