きた住まいる・北方型住宅技術講習会開催

北方型住宅2020を学ぶ

道は令和元年度「きた住まいる・北方型住宅技術講習会」を道内7市で開催する。

同講習会は、住宅建設に携わる技術者の専門知識の習得や技術力の向上により、良質な住宅ストックの形成を図ることを目的に実施する。

5月に公布された「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部を改正する法律」では、設計者である建築士から建築主に対し、省エネ性能に関する説明を義務付ける制度が創設され、2021年4月の施行が予定されている。

道は、北海道らしい質の高い住まいを推進するため、「北方型住宅」の普及に取り組むとともに、道民が良質な住宅を安心して取得できるよう、きた住まいる制度の推進に取り組んでいる。来年度から、災害対策や低炭素化等の新たな課題に対応するため、耐震性能や省エネ性能の強化などを盛り込んだ新しい基準である「北方型住宅2020」を定めた。

このほか、北海道立総合研究機構建築研究本部では、「暮らし・地域・環境をはぐくむ建築・まちづくりの実現」を柱に、住宅の省エネルギーや耐久性向上に関する研究を行っている。

講習会では、道建築指導課の職員が北方型住宅2020の取り組みについて解説するほか、道総研建築研究本部の職員が北方型住宅2020の基準適合に向けた耐震等級2の壁量計算方法と耐震性能、断熱性能を同時に向上させる性能向上リフォーム工法について解説する。

受講無料。定員になり次第締切り。開催日、会場等は表の通り。受講希望者はFAXまたは郵送で申し込む。

申込み、問い合わせ先は(一財)北海道建築指導センター企画総務課。電話011(241)1893。FAX011(232)2870。