「アキレスJDパネル」12月16日発売

壁を壊さずに断熱改修

アキレス(東京都)は、業界最高水準の断熱性能を備え、既存木造住宅の壁や天井を壊さずに短期間で断熱改修を行える断熱複合パネル「アキレスJDパネル」を12月16日から全国で販売を開始する。

近年、ZEHやHEAT20など高い断熱性能基準を満たす住宅の建築が増えている。その一方で全国の5000万戸以上の既存住宅では、無断熱を含め1980年に定められた省エネルギー基準を満たさない建物が7割以上を占める。断熱レベルが低い住宅では、エネルギー消費量が必要以上に増えるだけでなく、寒い季節には部屋間の温度差が発生し、それを起因とするヒートショックにより健康を損なう人が多くなることも報じられている。

同社は既存住宅の断熱性能を高めることが急務として、業界最高水準の熱伝導率0.018W/(m・K)を誇る高性能硬質ウレタンフォーム断熱材「ジーワンボード」(Z1ボード)を使用し、木造住宅の壁や天井を壊すことなく、ビス留めによるシンプルな施工で断熱性能を格段に高めることができる断熱複合パネル『アキレスJDパネル』を開発した。

「ジーワンボード」と防火性能を持つ「石膏ボード」を一枚のパネルにした既存住宅向けの断熱複合パネル。極めて高い断熱性能によりパネルの厚みを29.5㎜に抑え、居住スペースを狭めることなく断熱改修できる。

同社は、「高い断熱性能ならではの薄さ」、「短期間での施工」という特長を持つ『アキレスJDパネル』により、今後拡大が見込まれるリフォーム市場へ積極的に提案し、住宅の断熱性能向上に貢献する考えだ。

規格寸法は厚さ29.5mm(硬質ウレタンフォーム20㎜+石膏ボード9.5㎜)、幅910㎜×長さ1820㎜ 。1枚あたり参考設計価格は6900円(税別)。

問い合わせ先は同社北海道営業所。電話011(806)2013。