札幌市 9月の住宅建築確認状況

戸数は1978年以降で最少

札幌市のまとめによると、9月に同市と民間確認検査機関が建築確認した同市内の住宅総数は472棟、1093戸。前年同月に比べ、棟数は49戸(11・6%)増えたものの、戸数は402戸(26.9%)の減少となった。9月の確認戸数としては、現在の集計方法となった1978年以降で最も少なかった。棟数が増えて戸数が減った要因は、1棟あたりの戸数が多いマンションとアパートが減少したことによる。

注文住宅や建売住宅など「一般個人住宅」は420戸で、前年同月に比べ68戸(19.3%)増。

「マンション等」は25棟、592戸。前年同月に比べ、棟数は2棟(7.4%)、戸数も300戸(33.6%)それぞれ減少した。9月としては棟、戸数ともに2010年以降の10年間で最も少なかった。「アパート等」は13棟、67戸。前年同月に比べ、棟数は7棟(35.0%)、戸数は58戸(46.4%)それぞれ減少し、いずれも78年以降で最も少なかった。

この結果、1~9月の累計確認棟数は4452棟(前年同期比1.1%増)、戸数は1万2691戸(同7.7%減)。戸数は3年連続して減少した。

一般個人住宅は3793戸(同5.0%増)で、同時期としては07年以降の13年間で最多。

マンション等は331棟(18.1%減)、7491戸(9.8%減)。アパート等は194棟(17.4%減)、1273戸(19.7%減)。棟、戸数ともに78年以降で最も少なかった。