1月の新築住宅着工数が3ヵ月ぶりに前年同月を上回る

持家は19年ぶり600戸超、貸家は減少続く

1月の全道新設住宅着工戸数は1466戸(前年同月比3・9%増)で、3ヵ月ぶりに前年同月を上回った。

建て方別では、一戸建が805戸(同16・5%増)で2ヵ月連続して増加。1月としては2001年以降、初めて800戸を超えた。

長屋建は109戸(同15・5%減)で6ヵ月連続の減少。

共同建は552戸(同6・6%減)で3ヵ月連続のマイナス。

利用関係別では、持家が608戸(同16・5%増)で2ヵ月連続して増加。1月に600戸を超えるのは2000年以降、19年ぶり。

貸家は670戸(同7・5%減)で5ヵ月連続して前年割れ。分譲住宅は長屋建、共同建ともゼロ。合計は一戸建のみの188戸(同14・6%増)で、2ヵ月連続して前年同月を上回った。

道内35市のうち、1月の新設住宅着工戸数が前年同月を上回ったのは13市のみ。人口10万人以上の9市では札幌、小樽、苫小牧、江別の4市が上回り、函館、旭川、釧路、帯広、北見の5市は下回った。

札幌市は590戸(同25・0%増)で、2ヵ月ぶりに増加した。

持家は152戸(同24・8%減)で前年を大幅に下回った。

貸家は前年同月比57・2%増の349戸と回復したが、一昨年(508戸)には及ばなかった。

分譲住宅は、長屋建、共同建とも2年連続してゼロだったことから、一戸建のみの89戸(同85・4%増)。

札幌市周辺の江別、恵庭両市はいずれも前年を上回ったが、北広島と千歳市は前年を大きく下回った。

1月の全国新設住宅 前年比1・1%増

1月の全国の新設住宅 着工戸数は6万7087戸(前年同月比1・1% 増)で2ヵ月連続して増加した。

持家は2万925戸(同3・3%増)で4ヵ月連続で増加。貸家は2万 4776戸(同 12 ・3% 減)で5ヵ月連続して減少した。

分譲住宅は一戸建が1 万1190戸(同4・2% 増)で2ヵ月連続して増加。マンションも936 8戸(同 43 ・6%増)で6ヵ月連続して増加し た。

分譲全体では2万911戸(同 19 ・8%増)で、 6ヵ月連続して増加した。