〈VOL.6〉インテリアコーディネーターからの提言
北海道インテリアコーディネーター協会 会長 増永 佳奈 氏
2018/11/10
床材のトレンドと選び方②適材適所のモノ選びを
日本の住宅で使われる素材はやはり木材。床材においてはフローリングが主流です。フローリングは大きく分けると無垢材と合板(突板タイプ・シートタイプ)があります。近年の傾向としては、機能面ではとにかくワックスフリーが人気。意匠面では、ここしばらく流行が続いているテイスト(ナチュラル・北欧・ヴィンテージ・インダストリアル)に合う木材として、従来突板材として主流だったナラ・タモ・ビーチではなく、メープル・ウォルナット・チーク・チェリーなど外国産の広葉樹系が好まれます。また、木目が柔らかで色にも濃淡や変化があるもの(欲をいうと幅広)、さらに『グレイッシュ』で流行りから色合いに灰みが加わったものも多く目にします。