地震保険 甘い目視検査で保険金支払い!?

自然災害続き専門査定員不足

9月6日未明に発生した最大震度7の地震は、道内全域の停電や液状化による地盤沈下、地割れなど大きな爪跡を各地に残したが、早急な復旧工事や応急仮設住宅の建設が進むなど復興に向けた動きも活発になっている。そうしたなか、地震保険による保険金の支払いが始まった。(一社)日本損害保険協会が発表した9月12日時点での道内の事故受付件数は1万2263件。全国的に自然災害が続いたため査定員が不足しており、専門外の査定員がマニュアル片手に査定を行っている状況という。道内の保険代理店は「査定が甘くなり、受け付けた9割近くに保険金が支払われるのでは」と推定している。

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