〈我が社の記念日〉道産材利用拡大に向け新製品開発を模索
70周年の松原産業(株)松原 正和社長
2018/8/10
木材資源は伐採と植林が車の両輪
道内に4300ヘクタールの社有林を育成し、合板、フローリングなどを製造・販売する松原産業(空知管内栗山町、松原正和社長)が設立70周年を迎えた。
1907(明治40)年、松原社長の祖父、松原外次郎氏が富山県から栗山町に入植。まもなく北海道炭鉱汽船から坑木の造材を頼まれ、同社の木材事業がスタートした。
31年、外次郎氏の長男の武吉氏が個人経営の松原組を創業して本格的に営業を開始。太平洋戦争中は、次男の東一郎氏が製材工場、三男の喜一郎氏は陸軍指定のグライダー工場を担当した。