2024年度 北海道地価調査
住宅需要減退で地価上昇にブレーキ
道は9月18日、2024年度地価調査(住宅地725地点、7月1日時点)の結果を公表した。
住宅地の全道平均価格は1㎡あたり2万4300円。平均変動率は0.2%増で4年連続の上昇となったが、伸び率は大幅に鈍化した。とくに札幌市とその近隣の江別市、恵庭市、北広島市の上昇率が縮小し、新築住宅着工戸数の減少が宅地需要にブレーキをかけたとみられる。
上昇率の1位と2位は千歳市内の調査地点。3位は富良野市、4位から9位まではニセコ町とその周辺町村が占めた。
全国のランキングをみると昨年はトップ10のうち本道が9地点を占めたが、今年は3地点にととどまり、その他はすべて沖縄県だった。逆に下落率が大きかった10地点はすべて能登半島地震の被害を受けた石川県だった。