住団連 住宅業況調査の結果公表 道内戸建の受注実績大幅プラス
(一社)住宅生産団体連合会は5月30日、住宅業況調査(1-3月期)の結果を公表した。
同調査は、住団連会員各社の支店・営業所・展示場等の営業責任者に対して、年4回住宅市場の業況感についてアンケート調査を実施。今期と前期を比較して、「10%以上良い」「5%程度良い」「変化なし」「5%程度悪い」「10%程度以上悪い」の5段階で回答してもらい、指数化している。戸建注文住宅についてのアンケート有効回答者数は349人。このうち北海道は9人。
道内戸建注文住宅の総受注棟数指数は今期実績が+22ポイントと、見通しの-9ポイントを大幅に上回った。なお、来期見通しは0ポイントとマイナス傾向を予想している。
エリア別に見た戸建注文住宅の実績について、北海道は以下の通り。
①受注棟数の実績は、「10%以上上がっている」「5%以上上がっている」という回答が合わせて44%で、「下がっている」の11%を大きく上回った。「変わらない」は44%。受注金額は「(10%、5%以上)下がっている」「変わらない」は0で、「10%以上上がっている」が11%、「5%以上上がっている」が89%と、総じて増加傾向だった。受注床面積では、「1~10%程度広くなっている」が44%と最も多く、「変わらない」が22% 、「1~10%程度狭くなっている」が33%。「10%以上広くなっている」と「10%以上狭くなっている」は0だった。
②見学会・イベント等への来場者数は、前期73%だった「減少」が44%まで減った一方、「増加」が前期の9%から44%まで大きく増えた。横ばいは11%。
③引き合い件数も見学会・イベント等と同様、前期73%だった「減少」が44%まで大きく減り、「増加」が33%、「横ばい」が22%となった。そのうち、Webの引き合い件数は「増加」が前期の13%から33%に増え、「横ばい」と「減少」も33%と、同程度になっている。
④土地情報の取得件数については、「増加」が前期ほぼ変わらず22%、「横ばい」は55%から78%に増え、前期27%だった「減少」は0%になった。
⑤ 消費者の購買意欲については、前期は「増加」が0%だったのに対し、今期は22%まで上昇。「横這い」は22%、「減少」は56%だった。