【特集】地域に合わせた太陽光発電⑦

渡島管内 山野内建設(八雲町)


光熱費ゼロ円の家


山野内建設は2017年から「全棟ZEH宣言」を掲げ、八雲町や函館市などの道南エリアですべての顧客に太陽光発電設備を設置した住宅を提供している。山野内辰男社長は「顧客が求めているのはゼロエネルギーの家というより光熱費ゼロ円の家。エネルギー価格が上がれば上がるほど、ZEHを建てている住宅会社が求められる」と強調する。
同社の住宅はUA値0.20W/㎡K以下、断熱等性能等級7を標準としており、6畳用の寒冷地向けエアコン1台で全館暖房を行う。「函館でこれだけの断熱性能なら熱源に何を使用してもわずかな暖房負荷で十分に暖かい。ヒートポンプ機器を最も効率よく運用できる」と山野内氏。

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