YKK AP（東京都）は３月４日、中古住宅の断熱性能と耐震性能を向上させたリノベ―ション事例を募集する「性能向上リノベ デザインアワード2023」の結果を発表。
最優秀賞には、アルティザン建築⼯房（札幌市）の「北の⼤地でリフォームZEH に住む」が選ばれた。

札幌市内の築52年になる木造在来工法２階建、延床面積120.87㎡の物件を改修。改修後のUA値は0.23W/㎡K。上部構造評点は0.88から1.52（耐震等級3）となった。
選考委員の東京大大学院工学系研究科准教授の前真之氏は「新築と同様の性能で価格を抑えたリノベ住宅を提供するモデル事業と言える。同社の物件を高性能リノベ住宅の基準として、今後はぜひ日本全国に知見を広めてほしい」と評価した。

同アワードは「これからを暮らす家の新しいスタンダードをつくる」をテーマに性能向上リノベーションの実例を募集。第2回目となる今回は、全125 作品の中から最優秀賞、優秀賞、選考委員賞など13作品を選出した。受賞作品の詳細や各選考委員のコメント動画は同アワード特設Webサイトで見ることができる。

特設Webサイトは下記URL。
https://pirenoaward.ykkap.co.jp/result/