【特集】コンパクト住宅を建てる④

小さく建てて大きく暮らす工夫

一級建築士事務所アトリエmomo(札幌市)主宰の櫻井百子氏は、小さな家の設計にあたって「既成概念を取り払ってみるといい」という。
こうあるべきというものを見直していくと、実はいらないものがいろいろある。それを省いていけば小さな空間を隅々まで使いきることができる。
それは決して狭くなったから貧弱になるのではなく、むしろ洋服に例えれば「自分には大きくてゴワゴワした着心地だった服が、サイズを見直して体にフィットするようになった」ということだ。
小さい分だけ心地よさを行き渡らせる、そんな設計の工夫を教えてもらった。

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