〈朝日ウッドテック〉ウッドデザイン賞を受賞

オール国産材のフローリング新発売

日本の山と暮らしをつなぐ

朝日ウッドテック(大阪市)はこのほど、表面の化粧材と基材に国産材を使ったフローリング「Live Natural Premiumオール国産材」を発売した。
「床から日本の山を変えていく」をコンセプトに、国産材の価値を高め、持続可能な森林経営や林業の活性化に貢献することを目指す。

化粧材は、これまで製材品としての活用が難しく、生産量の約95%が燃料用チップとして使用されている国産広葉樹を採用。楢、栗、栓、山桜、桧の5樹種の挽き板を取り揃えた。
また、小径木材を活用するため、幅の狭いものや⾧さの短いもの、節や白太などを含むものなど異なるピースを組み合わせたデザインとした。

基材は、国産ヒノキ合板と国産材単板を組み合わせたハイブリッド合板。床暖房にも対応する寸法安定性を兼ね備えている。
銘木の感触と摩耗や汚れなどへの耐久性を両立した「ナチュラルマット塗装」を表面に施し、ワックスを塗る必要がなくメンテナンスの手間を軽減する。

SIAA基準の抗ウイルスと抗菌、耐薬品、耐汚染、室内空気環境の五つの衛生性能を備えた同社独自の「ハイジェニック仕様」も付加した。
オリジナリティと国産木材の活用が評価され、「ウッドデザイン賞2022」を受賞。審査員は、「国産材の美しさを見せるための加工、技術的な工夫があり、木製フローリングとしては個性が感じられる作品。小径木の活用にもつながる、木材の付加価値化に取り組んだ良品である」とコメントした。

問い合わせ先は同社北海道出張所。
電話011(207)1177。