YKK AP 道内向け窓リフォーム商品発売

古い樹脂窓をトリプルガラスに

YKK AP(東京都)北海道支社は、古い樹脂窓を高性能な最新のトリプルガラス樹脂窓へ簡単に交換できる「マドリモ 樹脂窓 北海道」を開発し、北海道エリアで4月4日に発売した。石狩市にある北海道工場で製造する。

商品発表会を開催した西村賢臣北海道支社長(右)

既存の窓枠はそのままに、上から新たな窓枠のカバーモールをかぶせる工法。これまでアルミ窓に対応した商品はあったが、アルミ窓より窓枠が大きい樹脂窓のために85㎜のカバーモールを新たに開発した。

さらに、奥行があってモールが届かない窓枠にも対応できるように延長材をオプションで設定。様々な窓に対応できるようになった。

外壁を壊すような大がかりな工事が不要で、1窓の施工は半日かからないほどという。また、従来シーリングのみで行っていた防水処理に気密シートを新採用。シーリング材を3割削減し、作業時間も軽減する。

「マドリモ 樹脂窓 北海道」断面図

同社は、北海道向けに1982年から樹脂窓を発売してきたが、40年が経ち、多くがリフォームする時期を迎えているとして、新商品の投入に踏み切った。最新のトリプルガラス樹脂窓は、同社のAPW430をベースとし、1990年代の樹脂窓と比較して約3倍の断熱性能がある。

同社北海道支社はゼロカーボン社会実現を見据え、「北海道の窓をトリプルガラス樹脂窓へ変えていく」ことを掲げた。

問い合わせ先は同社ショールーム札幌。
電話0120(413)455。