電動工具の新ブランド「EXENA」

パナソニック 8月から順次発売

パナソニック(株)ライフソリューションズ社(大阪府門真市)は、電動工具の新ブランド「EXENA(エグゼナ)」の2シリーズを8月から順次発売する。
「エグゼナ」は「EXPERT(熟練者)」、「ENERGY(エネルギー)」、「ENABLER(支援する者)」の三つの言葉を合わせた造語で、「この世界に元気を灯すプロフェッショナルのために」がブランドコンセプト。これまで同社の電動工具に付けていなかったブランド名を付与することで、商品の認知度向上を目指す。

ヘッドサイズ98㎜のインパクトドライバー

フラッグシップモデル「Pシリーズ」はインパクトドライバーとドリルドライバーの2機種。インパクトドライバー「EZ1PD1」はモーターの小型化などによりクラス最短ヘッドサイズの98㎜を実現した。さらに業界初のアタッチメントシステム「ATTACH8(アタッチエイト)」を搭載。アタッチメント接続時、作業環境に応じて8方向に取付けできるため、施工が難しい狭所の現場作業にも対応する。

また、独自の制御技術「+BRAIN(プラスブレイン)」を搭載したことにより、工具の動作をリアルタイムでセンシングし、先端工具がネジ山から外れる「カムアウト」の発生を抑制する。

軽量コンパクトな「Lシリーズ」はインパクトドライバー、ドリルドライバー、圧着器、LEDライトを揃える。
新電圧10.8V電池に対応し、7.2Vではパワー不足、18Vや14.4Vでは大きくて重いという現場の負荷・作業ストレスを低減した。

同社担当者はエグゼナについて「プロのこだわりに応える工具」とアピールし、「仕事の効率化に貢献できればという思い。ぜひ現場で使っていただきたい」と話した。新ブランドにより建築業界のイメージを向上し、若い世代が憧れとして建築の世界に入ることも期待する。

「Pシリーズ」のインパクトドライバー「EZ1PD1」は8月に発売し、価格(税込)は2万9480円から。ドリルドライバーは9月、「Lシリーズ」は今年の冬に発売予定。問い合わせ先は同社パワーツール企画課。
電話06(6900)2732。