「庭に自分だけの隠れ家がほしい」――

来年3月に定年を迎える札幌市のSさんは、10月に念願の夢をかなえた。「離れて暮らす2人の孫を呼んで、ここで一緒に遊ぶのが楽しみ」と目尻を下げる。

建築したのはシノザキ建築事務所（札幌市、篠崎廣和社長）。昨年11月にSさんから相談を受け、家庭菜園として利用していた土地に約9㎡の小屋を建てた。9月末に基礎工事に着手し、わずか2週間で竣工。同社が来年1月に発売予定の新商品「waku―shelter（隠れ家）」の完成だ。