DICプラスチック「フェイスシールド プロ」

産業用ヘルメットに飛沫防止機能

プラスチック成型品製造のDICプラスチック(さいたま市)は10月5日、産業用ヘルメットに装着可能なフェイスシールド「フェイスシールド プロ」の販売を開始した。
同社はこれまで目の防護のためのバイザー付きのヘルメットを製造していたが、感染対策用のフェイスシールドは初めて。

あご下まで深く覆う椀型の形状により飛沫感染を防ぎ、高い視認性と作業性も確保する。またシールドには防曇加工が施されており、呼吸しても曇りにくく、使用時以外は跳ね上げ脱着も可能。

新型コロナウイルス感染症の流行でマスクの着用が求められる中、作業中の暑さや息苦しさを改善する目的で開発。ヘルメットのつばの上からかぶせるように装着する構造なので顔からの距離が保たれ、圧迫感や閉塞感が低減される。

今後、道内でヘルメットを取り扱う商社や資材販売会社への拡販を図る。同社は「いずれはワークショップなどにも卸していきたい」と期待を寄せている。
シールド素材はPET。サイズは縦250㎜×横264㎜×高さ114㎜。厚さは0・8㎜。重量は90g。
1セット5個入りで販売し、価格はオープン。

問い合わせ先は同社札幌営業所。電話011(370)2611。