大建工業「CNFを利用した内装建材の開発」がNEDOの助成事業に採択

大建工業(大阪市)は9月4日、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した助成事業「炭素循環社会に貢献するセルロースナノファイバー(CNF)関連技術開発」において、利昌工業(大阪市)を共同提案者として「CNFを利用した住宅・非住宅用内装建材の開発」を提案、採択されたと発表した。

CNFは木材などから抽出されるセルロースを幅15ナノメートルの繊維にした素材で、軽量・高強度・高弾性率などの利点がある。また、間伐材や産業廃棄物などの植物資源の有効活用の観点から、持続型資源として注目されている。一方で、原料価格は1㎏あたり数千~数万円と高価なため、幅広い用途開発とともに、コストダウンが課題となっている。