富士工業 油分を9割除去する空気清浄機

「ココクリーン」発売

富士工業(相模原市)はこのほど、取り込んだ空気内の約90%の油分を取り除く飲食店舗向け空気清浄機「CoCoCLEAN(ココクリーン)」を発売した。
ココクリーンは、飲食店舗で発生する、洋服や髪の毛に付着するにおいの原因となる油を含んだ油煙(ゆえん)対策として開発。店内のどこにでも設置でき、様々な内装と調和するデザインとカラー展開で油煙に困っている飲食店舗の空気環境を改善する。
一般的な空気清浄機は、油煙が舞う環境で使用すると集塵フィルターが油分で目詰まりし、風量の低下が生じる。ココクリーンは、一般的な空気清浄機の風量低下につながる油粒子をオイルスマッシャーで約90%キャッチする。


オイルスマッシャーは高速回転ディスクとモーター、油を回収するオイルトレーで構成。オイルスマッシャーで油分が取り除かれた空気は、下部のフィルターへ送られ、脱臭フィルターを通過することで調理臭の約78%を除去する。
高速回転ディスクは親水性のコーティング加工が施されているため、水だけで簡単に汚れを落とすことができ、店舗の従業員の負担が軽くなる。ディスクの水洗いとトレー内の油を処理するだけとあってメンテナンス性にも優れており、一般的な空気清浄機と比較して清浄機能が損なわれにくい。
カラーバリエーションは通常の「Basic Line(ベーシックライン)」が3色、正面パネルに木を使用した「Woody Line(ウッディライン)」が2色。標準価格はベーシックラインが40万円、ウッディラインが43万円。
問い合わせ先は富士工業販売札幌支店。電話011(837)6700。