電動工具などを製造販売する工機ホールディングス（東京都）は、同社の電動工具ブランド「ＨｉＫＯＫＩ（ハイコーキ）」から「コードレスコンクリートバイブレータＵＶ３６２８ＤＡ」を５月15日に発売する。

コンクリートバイブレータは、生コンクリートの中に差し込み、振動を与えることで気泡を除去し、コンクリートの強度を高める工具。住宅の基礎や擁壁などのコンクリートの打設、ブロック・排水溝・縁石などのコンクリート二次製品で使用される。一般的に、住宅基礎工事で従来のコード付きのＡＣ製品のコンクリートバイブレータを使用する際は、バイブレータを操作する人員に加え、コードの取り回しといった補助人員が必要だった。

新製品は、コードレスのため一人で操作ができる。また、同社独自のリチウムイオン電池「マルチボルト蓄電池」とブラシレスモーター、直径28㎜振動部の３つの要素を組み合わせることで作業スピードが向上した。作業に合わせてパワーモードとノーマルモードの２段階の切り替えが可能で、１回の充電でパワーモード約45分、ノーマルモード約60分の作業時間を確保した。

価格（税別）はマルチボルト充電池、急速充電器付が７万４８００円、本体のみは３万９８００円。