国交省 2020年度「住宅ストック維持・向上促進事業」の提案募集を開始

国土交通省は3月10日、中古住宅・リフォーム市場の健全な発展に向けた環境整備に取り組む事業者等を支援する「住宅ストック維持・向上促進事業」について、提案の募集を開始した。
なお、本事業は2020年度予算成立が事業実施の前提となる。

募集する事業は、①「良質住宅ストック形成のための市場環境整備促進事業」、②「消費者の相談体制の整備事業」、③「リフォームの担い手支援事業」の3つ。

①「良質住宅ストック形成のための市場環境整備促進事業」は、関係主体が連携した協議会等が行う良質な住宅ストックの維持向上・評価・流通・金融等の一体的な仕組みの開発・周知、当該仕組みの試行を支援する。
また、「安心R住宅」を対象とした取組みについて特別枠を設定し、優先的に支援を行う(安心R住宅版)。

②「消費者の相談体制の整備事業」は、住宅の関係主体が参画する協議会等が行う住生活に関するニーズを一元的に受け付け、専門家が連携して多様な消費者のニーズに対して的確に助言・提案を行うサポート体制の整備を支援する。

③「リフォームの担い手支援事業」は、民間事業者等が行うリフォーム事業者の資格や施工実績、依頼者の評価等の情報を提供し、トラブル対応等に備えた第三者委員会を設置する等、消費者が安心して事業者を選択できるウェブサイトの整備を支援する。

募集方法の詳細は、同省ホームぺージに掲載されている。
募集の期限は、①の新規事業は4月8日(水)、継続事業の1回目は3月25日(水)、安心R住宅版は12月25日(金)、②および③は4月8日(水)まで。

採択事業については、5月中旬を目処にホームページにて公表予定。