毎月勤労統計調査地方調査

建設業平均月額給与34万9266円

道統計課の「毎月勤労統計調査地方調査」によると、17年の道内の建設業常用労働者の平均月額給与は34万9266円で、前年に比べ6950円(2.0%)減少したが、全産業に比べ6万6747円高くなっている。パートタイムを除く一般労働者の給与は36万4048円で、前年に比べ1198円減少した。

17年の建設業常用労働者の月間労働時間は176.6時間で、前年に比べ1.8時間長くなった。全産業と比べても29.6時間長く、全国平均より4.7時間長い。一般労働者は181.4時間で、前年より4.5時間長くなっている。

17年に道内で発生した労働災害(北海道労働局調べ)は、死亡が23人(前年比7人減)、休業4日以上が856人(同25人減)で、合わせて879人(32人減)。全産業に占める建設業の割合は死亡が28.4%、休業4日以上は13.0%、合計は13.2%。

道内の建設業許可業者が16年度に請け負った完成工事高の総額(出典・国交省「建設工事施工統計調査」)は2兆6969億1200万円で、前年度に比べ3681億2400万円(12.0%)減少した。

このうち元請工事は1兆6920億1900万円(前年度比10.8%減)で全体の62.7%を占めた。元請工事のうち、民間工事が55.1%を占めている。