9月 戸建注文 3年ぶりに増加

賃貸アパートは統計開始以来の最少

戸建注文住宅

札幌市と民間確認検査機関が9月に建築確認した同市内の戸建注文住宅は353戸。前年同月に比べ32戸(10.0%)増加し、同月としては3年ぶりに前年同月を上回った。

合計床面積は4万4767㎡で、前年同月に比べ4729㎡(11.8%)増加した。

1戸あたり平均床面積は126.8㎡(前年同月比2.1㎡増)で、9月としては4年ぶりに増加した。

施工者別にみると、北海道セキスイハイムが26戸(同13戸増)で最も多く、次いでジョンソンホームズ23戸(3戸減)、一条工務店22戸(6戸増)、土屋ホーム15戸(9戸増)。

10戸以上の確認を得た施工者は7社(2社増)。

9月に建築確認を得た施工者は88社で4社減少した。うち確認戸数が1戸の施工者は38社で全体の43%を占めた。

1~9月の累計確認戸数は3013戸(前年同期比2.3%増)で、3年ぶりに3000戸を超えた。

累計床面積は37万6812㎡で、前年に比べ0.9%増加した。

1戸あたり平均床面積は125.1㎡で、統計が残る2004年以降で最も小さかった。

施工者別では一条工務店が209戸(前年同期比32戸増)でトップ。1~9月の累計確認戸数が200戸を超えたのは、統計開始以来、同社が初めて。次いでジョンソンホームズが166戸(19戸増)、豊栄建設150戸(24戸増)、北海道セキスイハイムが131戸(1戸減)。

累計100戸以上の施工者は5社で前年と同じ顔触れ。

戸建建売住宅

9月の戸建建売住宅の確認戸数は87戸で、前年同月に比べ27戸(45.0%)増加し、同月としては、04年以降で3番目に多かった。

施工者別では、札証物産とタクトホームがそれぞれ9戸で並び、山下不動産建設が8戸、ジョンソンホームズとグットホームが各6戸。

1~9月の累計確認戸数は729戸。前年同期に比べ87戸(13.6%)増加し、06年(760戸)に次いで多かった。

札証物産が85戸でトップ。前年同期に比べ10戸減少したものの、同時期としては08年以降、12年連続して首位を堅持している。タクトホームが72戸(9戸増)で続き、アーネストワン53戸(2戸増)、ジョンソンホームズ44戸(21戸増)。

賃貸AP・MS

9月に建築確認を得た賃貸アパートは17棟(前年同月比8棟減)で、同月としては04年以降で最も少なかった。

1~9月の累計確認棟数も188棟で45棟(19.3%)減少し、04年以降で初めて200棟に届かなかった。

一方、9月の賃貸マンションの確認棟数は前年同月と同数の26棟。

1~9月の累計確認棟数は317棟で58棟減少した。