大建工業 テーオーフローリングを子会社化

公共商業建築市場の拡大図る

大建工業は11月1日、テーオーホールディングス(函館市)の子会社のテーオーフローリング(東京都)の株式の50%を取得し、子会社化したと発表した。

大建工業は18年8月、テーオーHDと「木材事業における資本業務提携に関する基本合意書」を締結。住宅市場に強みを持つ同社と文教・公共施設や商業建築分野が強みのテーオーが、それぞれの技術やノウハウを提供し共有することによって双方の企業価値を向上させることを目的に、合弁会社を発足するための協議を進めてきた。

テーオーフローリングは今年1月、テーオーの100%出資子会社として設立し、11月1日付でテーオーの100%子会社のテーオーフォレスト(函館市)が営む木材事業のうち、フローリングに関する事業を会社分割によって承継。さらに大建工業が同社株式の50%を取得した。

今後は取締役を両社からそれぞれ2名ずつ指名し、新たな経営体制のもと、夕張工場で製造する無垢・厚単板フローリングを、主に公共商業建築市場に向けて提案するとともに、材料販売・工事受注の拡大を図る。

販売面では、工事物件情報の共有や相互の販売ネットワークの活用を通じて、無垢材フローリングのスペックイン活動を強化する。