【特集】木のマンションリノベーション

工務店の技術が生きる新しい可能性

柾目無垢板の床が美しい

築46年のマンションの一室が道産木材と自然素材で生まれ変わった。近年、既存住宅リノベーションが改めて注目されているが、中古マンションとなると思い浮かぶのはクロスの張替えや水回り設備の取り替えくらい。「うちには関係ない」と考える工務店は多いだろう。そうした既存のイメージは、この住まいを見ると払拭されるに違いない。無垢の木をふんだんに使い、戸建住宅のように画一的ではない温かみのある空間を実現している。オーナーご夫妻と設計を手掛けたHOUSE&HOUSE一級建築士事務所(札幌市)代表の須貝日出海氏に話を聞いた。

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