日本建築学会がシンポジウム

火災安全設計メニューを提示

(一社)日本建築学会は、「対話と合意に基づく建築・火災安全設計」と題した「第24回安全計画シンポジウム」を、12月3日(木)午後2時から5時30分までオンラインで開催する。

これまでの建築物は、法規への適合のみを重要視する傾向が強かったが、法律に適合しても、最近の火災事例の被害が示すように、建築主やユーザーの想定や認識を超えた被害も増えている。

同学会は、建築物を火災被害から守るためには「従来の法の適合一辺倒の姿勢から脱却する必要性がある」と提案し、建築主と設計者の火災安全設計メニューを提示している。

同シンポジウムでは、意匠設計者、建築主、防災技術者のほか、性能合意の参考として構造設計の専門家をパネラーに招き、建築・火災安全設計の可能性を議論する。

プログラムは①安全の対話を促すしかけづくり②建築設計における安全性に関するエピソード③建築主が求める安全性④構造設計における対話と合意――の4項目。

定員は80人で先着順。参加費は会員と学生が1000円、会員以外は1500円。
問い合わせ先は同学会事務局。
電話03(3456)2051。