25年度赤レンガ建築賞に「小清水町防災拠点型複合庁舎 ワタシノ」
道は12月9日、2025年度の「北海道赤レンガ建築賞」の審査結果を発表した。今年度は、全道から寄せられた20作品の中から、赤レンガ建築賞1点、同奨励賞2点が選ばれた。
赤レンガ建築賞には、オホーツク管内小清水町の「小清水町防災拠点型複合庁舎 ワタシノ」が選ばれた。アトリエブンク(札幌市)、山脇克彦建築構造設計(同)が設計し、北興・早水・斜里特定建設工事共同企業体、エスケー・富樫特定建設工事共同企業体、そうけん・東海林・長屋特定建設工事共同企業体が施工した。構造はRC造、地下1階地上2階建で、延床面積は4213.41㎡。
庁舎とカフェ、ジム、コインランドリーを一体的に配置し、相互の運営管理に工夫を凝らした計画や、町民が日常的に集える場として機能しつつ、災害時には避難所として活用できるフェーズフリーを実現した点が、「道内庁舎の先導事例としてふさわしい」と評価された。
赤レンガ建築奨励賞には、上川管内東神楽町の「東神楽町複合施設『はなのわ』」と、ルピシア トレーディング(後志管内ニセコ町)の「LUPICIA ニセコヴィレッジ 新本社棟」が選ばれた。
「はなのわ」は、旧庁舎に文化ホール、診療所、バスセンターなどをつなげ、新旧を感じさせない空間づくりが評価された。「LUPICIA ニセコヴィレッジ 新本社棟」は、円形平面を活かした360度の眺望、風洞実験に基づく雪庇対策、円の内側への屋根勾配による無落雪屋根などのアイデアが評価された。
赤レンガ建築賞は、北海道の文化発展や道民の生活環境の向上、美しい景観形成や地域経済の振興など、地域社会に貢献する創造性豊かな建築物を表彰するもの。
