釧路市で長年不動産鑑定士として活動してきた下重勝博氏が、自ら設計した住宅を昨年9月に完成させた。屋根と庭に合計13.43kWの太陽光パネルを備え、冷涼で多湿な釧路の気候を生かしながら環境負荷を抑えることを目指して設計された。太陽熱を効率的に利用する「集熱室」「熱回廊」「蓄熱室」を設け、冬季でも快適な室温を維持。将来的な介護を見据えた設計や、地震・津波に耐える構造も備えた。「釧路湿原の自然を守り、この地域に住み続けるための家をつくりたかった」と下重氏。地域環境に寄り添う持続可能な住宅像を取材した。
