（一社）環境共創イニシアチブ（SII）は、4月28日（月）から「2025年度ZEH支援事業」の公募を開始する。経済産業省と環境省が共同で所管し、新築戸建住宅を建築または購入する個人と、建売住宅を販売する法人に補助を行う。

ZEHの定義を満たす新築戸建住宅に対して1戸当たり55万円を補助、省エネ性能を強化したZEH＋は90万円を補助する。

追加設備による加算があり、蓄電システムが1戸当たり最大20万円、CLT（直交集成板）と地中熱ヒートポンプシステムはいずれも定額90万円、PVTシステムは最大90万円、液体集熱式太陽熱利用システムは最大15万円が加算される。

さらに、ZEH＋は空気集熱式太陽熱利用システムが定額60万円、昼間に沸き上げをシフトする機能がある給湯機と高度エネルギーマネジメントはいずれも定額2万円、Ｖ２Ｈ充放電設備、充電用コンセント、充電用コンセントスタンド、普通充電設備は最大10万円が加算となる。

ZEH＋の要件は、直交集成板（CLT）と地中熱ヒートポンプ・システムを除く追加設備のうち一つ以上を導入すること。

寒冷地、低日射地域、多雪地域ではNearly ZEH、Nearly ZEH＋も対象。また、都市部狭小地の2階建以上や多雪地域ではZEH Orientedも対象となる。

SIIに登録するZEHビルダー、プランナーが建築、設計、または販売することが補助の要件。初めて登録する事業者は「新規取組公募」として一般公募とは別枠で扱われる。一般公募の締め切りは25年12月12日（金）、新規取組公募は8月29日（金）。なお、複数年度1年目の公募期間は11月7日（金）から26年1月6日（火）まで。申請はSIIの「ZEHポータル」から電子申請で行う。

問い合わせ先はSII。電話03（5565）4030。