リンナイ 「カビに関する意識調査」9割が浴室のカビ汚れに悩み
リンナイ(名古屋市)は6月12日、「熱と暮らし通信 カビに関する意識調査」の結果を公表した。同調査は、5月17日~20日の期間、カビ掃除を行っている全国の20~60代男女1000人を対象にインターネット調査を実施した。
自宅のカビ汚れについて「悩む(35%)」「どちらかと言えば悩む(42%)」と、約8割がカビに悩まされていると回答した。最も多いカビ掃除の悩みや不満(複数回答)は、「カビ汚れが落ちない」で73%。次いで「すぐにカビが復活する」が64%、「カビ汚れの掃除方法が負担」が45%だった。
続いて、自宅のカビ汚れが気になる場所で最も多かったのは「浴室」が92%。2位は「エアコン」で43%、3位は「キッチン」と「窓・サッシ」が同率で32%。また、浴室で最もカビが生えるイメージのある場所は「ゴムパッキン」が79%で最多だった。
浴室使用後の手入れで意識していることは、「洗剤で掃除する」が68%で最も多かった。一方、意識していてもできていないことは「入浴後に水を拭きとる」が27%だった。浴室の乾燥方法については、「換気扇を使用する」が最多の60%、次いで「浴室のドアを開ける」が43%、「窓を開ける」が40%と続いた。また、入浴後の浴室の乾燥度合いは「湿気が気にならなくなるまで」が32%で最も多い回答だった。
浴室のカビ汚れの掃除方法(複数回答)は、「ブラシやスポンジでこする」が71%、次に「カビ汚れ専用洗剤を使用する」が59%、「洗剤(カビ汚れ専用を除く)を使用する」が58%だった。なお、カビ掃除の頻度については「見つけたその日のうちに」は27%に留まる。また、カビ汚れ専用洗剤について半数以上が「体によくなさそう」と回答した。
同調査を監修した千葉大学真菌医学研究センターの矢口貴志准教授は、カビ汚れ掃除の理想の頻度として、「浴室は毎日、エアコンはホコリが目立ってきたら」としている。また、浴室使用後は水分をふき取りしっかり乾燥させ、浴室ドアを開けずに換気。ブラシでこすると細かい傷がつき、そこにカビが入り込んで増殖するため、カビ汚れ専用洗剤を浸透させて水ですすぐ方法を推奨している。