吹付ウレタン断熱工事に遅延

原液メーカーが受注停止

(一社)日本ウレタン断熱協会は1月27日、吹付ウレタン断熱工事用原液の供給状況が悪化し、吹付ウレタン断熱工事の遅延が継続する見込みにあると発表した。

発泡剤HFOの製造元である米国ハネウェル社は、2度にわたるハリケーン(アイダ、ニコラス)の被害により同製品の生産を停止、供給量が約50~60%減少した。そのため、同協会は昨年11月14日に吹付ウレタン断熱工事遅延の懸念を公表した。

1月17日からは原液メーカー全社(7社)において吹付ウレタンフォーム用原液A種1H(HFO品)の受注停止が決定した。HFOメーカーは、供給回復の目途を予測できないようで、当面の間、 A種1Hによる吹付ウレタン断熱工事は停止せざるを得ない状況。同協会は、建築現場と吹付ウレタン断熱工事業者との間で代替品への変更や工期について協議をするように促している。

問い合わせ先は同協会。電話03(3667)1075。