藤城建設「経営方針発表会2019」

「徹底して太陽光発電に取り組む」

藤城建設(札幌市)は11月16日、市内のホテルで「経営方針発表会2019」を開き、藤城英明社長が14年に「ゆきだるまの家」を立ち上げてからの同社の歩みを振り返るとともに、20年度の経営計画を出席者に周知した。

藤城氏は今年の第4回日本エコハウス大賞で奨励賞を受賞したことを報告。同社はこれまで優秀賞を受賞しており、奨励賞は2回目。これからも「高性能でありながらローコストで過ごしやすい住まいを建てていく」と決意を新たにした。

一方、「日本は毎年、14兆3400億円の化石燃料を海外から購入しているが、私たちは既に化石燃料を必要としない道具を手にしている。それが自然循環型エネルギーで成り立つ住宅」と強調。

太陽光発電機を屋根と壁に設置し、夜間は充電した自動車から電気を利用すれば化石燃料に頼らない生活が可能になるとして、「徹底して太陽光発電に取り組む」と力を込めた。

来年3月の完成を目指し東区東雁来で建設中のZEHモデルハウスは「賢い子どもが育つ家」がテーマ。「IT、クラウドにより、これからさまざまなことが大きく変わり、効率がより求められる。その中で皆さんが幸せになることが、私の幸せ」と締めくくった。